June 11, 2008

Autodesk NAB 2008 レビュー

photo_0800611_a.jpg先日、Autodesk NAB 2008 レビューに行ってきました。会場の雰囲気がかっこいいものになっていました。AppleがWWDC(Worldwide Developers Conference)を今月13日まで開催していますが、そのときのSteve Jobs氏がするkeynoteの背景みたいな印象を受けました。緑色がとてもかっこよく感じました。

photo_0800611_b.jpgまず、最初にAutodesk社のLouis Girardin氏の挨拶から始まりました。そして、2008年版のAutodeskのClient Showreel映像。これは世界で一番最初に公開したとのこと。(ちなみに、この映像はアンケートと引き替えにDVDで頂くことが出来ました。)

引き続き、Autodesk社のMarcas Schioler氏が登壇。NABで大きな話題となったことをお話ししてくださいました。テレビ業界、映画業界、そしてカラーグレーディングといった3つの点からのお話でした。

次にAutodesk社製品のLuster, Flame, Smokeのデモンストレーションでした。Apple社のFinal CutからXMLを使い、プロジェクトファイルをインポートしたり、Panasonicが出しているP2カードから映像をキャプチャしたりといったところから、多くの部分を見ることが出来ました。SmokeにおいてはBatchFXが特に注目を置かれていました。

お題目が変わりまして、オムニバスジャパンの佐藤氏、伊藤氏のプレゼンでした。Sonyのカメラ:F35を使い、そしてAutodeskのLusterでカラーグレーディングして製作した「東京Loop」を題材に実演を含めながらお話ししてくださいました。F35というカメラについては同じくSonyのF900で撮影したもの、Film向けのカメラ(35mm)で撮影したものとで比較して、被写界深度の表現がデジタルカメラでもうまくできるようになっていることを見せてくださいました。F35の説明の際、「S-log」という初めて聞く単語がでてきたのですが、これは新しいガンマカーブのことを指すようです。ローコントラストのため、現場での撮影の際は照明のチェックのためガンマを変換してプレビュー出来るようにしていたとのことです。(その変換はガンマBoxを通してと表現していました)

そして今回遙々イギリスから日本に来てくださいました、BBC Resourse社のAndy King氏のプレゼンです。まず始めにBBC ResourseはBBCのプロダクションといった面だけではなく、他のプロダクションにも設備を提供しているといった説明から入り、その後プレゼンの中でGalapagos, Planet Earthといった二つのHD映像を見せてくださいました。 イギリスの(ポスト)プロダクションではリニアからノンリニアでのカラーグレーディングに移りつつある最中だそうです。そういったところから、Windowsだけでなく、UNIXやIrixなどのOSの知識といったものが必要となってきているそうです。ちなみにBBCでは今後リニアでのカラーグレーディングをメインでは行わないようでして、その現れとして「リニアシステムはもう購入しない」といったことを仰っていました。

次にAutodesk社のDoug Walker氏です。プレゼンの内容はラスターカラーについてでした。語ってくださいましたが、知識がない私には全く理解出来ませんでした。大変申し訳ないのですが、あまりにも理解力不足過ぎるために割愛させて頂きます。なお、Doug Walker氏はコダックに以前勤めていらっしゃったそうです。

さて、以前「RED Digital Cinema Camera」という記事で書きました通り、明日は、IMC TOKYO 2008に行ってきます。今からTed Schilowitz氏の講演がとても楽しみです。