January 24, 2015

Office 365のメールをMozilla Thunderbirdで使う

Office 365のメールをMozilla Thunderbirdから使う方法についてまとめた。アカウント設定時に手動で行う場所があるため、それらについて解説したい。原則、設定方法はMicrosoftがまとめた記事に従えば良いのだが、図がないため理解し辛い。この記事ではそれを補いたい。

アカウント設定の参考資料は下記のとおり。

  • [メール プログラム セットアップ リファレンス](https://support.office.com/ja-jp/article/メール-プログラム-セットアップ-リファレンス-ac2eb7cb-370e-48fd-86be-0d641b7d35c1#__find_your_server)
  • [Mozilla Thunderbird 8.0 でメールを設定する](https://support.office.com/ja-jp/article/Mozilla-Thunderbird-80-でメールを設定する-1ac34fa0-c5be-46f1-9c28-8622d92d766e)
  • (余談だが、Thunderbird 8のリリース日は2011年11月頃である)

これらの記事をまとめると、Thunderbirdの場合はサーバーの値は以下の通りとなる。アカウント設定時に参照してほしい。

Thunderbirdのメールアカウント設定 (サーバー関連)
受信サーバー送信サーバー
プロトコルIMAPSMTP
サーバーのホスト名outlook.office365.comsmtp.office365.com
ポート番号993587
SSLSSL/TLSSTARTTLS
認証方式通常のパスワード認証通常のパスワード認証

ここで使うのはThunderbird 31.4.0である。 OSはMac OS Xだが、Windowsでも共通だろう。

## アカウント設定

まず、Office 365のメールアカウントをThunderbirdに追加する。

ThunderbirdにOffice 365のメールアカウントを設定 (図1)

メールアドレスとパスワードを入力して、「続ける」ボタンをクリックすると、下図のようになる。しかし、Thunderbirdが提示した受信サーバと送信サーバの設定値は間違っているので、このままではサーバーに繋がらない。(2015年1月24日現在のMozilla ISPデータベースを参照した)

ThunderbirdにOffice 365のメールアカウントを設定 (図2)

この設定値は「手動設定」から変更できる。下図は手動設定後のもの。入力する値は前述の表「Thunderbirdのメールアカウント設定 (サーバー関連)」を参照してほしい。

ThunderbirdにOffice 365のメールアカウントを設定 (図3)

サーバーに接続するための設定は整った。しかし、このまま使い始めると「送信済みメール」の管理に苦労するので下記の設定を加える。

## 「送信済みメール」の保管先を変更する

以下は受信サーバーのプロトコルをIMAPに指定した場合に行う。IMAPでは、「送信済みメール」を特定のフォルダに保管することができる。このおかげで異なる環境でも「送信済みメール」を確認できるが、アプリケーション毎に保管先が違う。

送信済みメールの保管先 (アプリケーションの初期値)
Outlook Web App Thunderbird
フォルダ送信済みアイテム送信済みトレイ

この状態のまま、Thunderbirdからメールを送り、別の機会にOutlook Web Appを開くと、送信したはずのメールが見当たらないとった状況に陥る。これは「送信済みメール」の保管先がアプリケーションによって違うからだ。ちゃんと探せば見つかるだろうが、いつもの所にメールがないというのはストレスが溜まる。これを避けため、以下の設定をする。

今回はThunderbirdの送信済みメールの保管先フォルダをOutlook Web Appに合わせる。つまり、変更後にThunderbirdからメールを送ると「送信済みアイテム」フォルダに保管される。Thunderbirdでの設定方法は下記のとおり。

  1. 受信トレイが表示される左端のメニューでアカウント名の部分をクリックする (アカウント用のスタートページみたいな画面になる)
  2. 「購読するフォルダを管理する」をクリック
  3. 送信済みアイテムをチェックする
  4. アカウント設定画面に移動する
  5. 「送信控えと特別なフォルダ」をクリック
  6. 「送信控え」に「その他のフォルダを指定する」があるので、そこで、先ほどの「送信済みアイテム」を指定する