ウイルス対策は何をするべきですか

パソコンを使う場合, ウイルス対策は必須と言われていますが, 実際のところ何を対策すればいいのだろうと未だに思います.

大抵の人は ウイルスバスター, ノートン, マカフィーといったウイルス対策ソフトを導入するだけで良いと言います. しかしながら, 果たして本当にそうなのでしょうか. 私には「ウイルス対策ソフトを使っていれば良い」という偽りの安心感を抱かせる考え自体がウイルスのように思えます.

そもそも, ウイルス対策ソフトは何に対抗しているのでしょうか.

ウイルス対策ソフトが行う大きな4つのこと

大半のウイルス対策ソフトは総合ソフトウェアです.  とても多機能です. しかしながら, ウイルス対策ソフトが対抗している基本的なものは大きく分けて4つです. これらに共通して言えることは, あなたの個人情報を狙っているということです.

クライムウェア

クライムウェアとはコンピュータへひそかにインストールする悪意あるプログラムのことです. このプログラムは, あなたの機密データ (パスワードや暗証番号など) を盗むことが狙いです.

ハッキング

ハッキングとはあなた以外の人物があなたのパソコンを勝手に操作することです. ハッキングに成功すると, ウイルスをインストールしたり, 機密データを盗み出すことができます. 侵入したコンピュータを利用してスパムメールを送信することもできます. ハッキングを行う人物は主にソフトウェアの弱点を突いてきます.

フィッシング

フィッシングとは個人情報を盗むことです. 特に銀行口座やクレジットカードや住所などの情報が狙われます.

スパムメール

スパムメールとは匿名で勝手に送りつけられてくるダイレクトメールの電子版のことです. スパムメールは応答してきた受信者から金銭を得ようとするほかに, フィッシング詐欺や悪性コードの拡散にスパムが使用されることがあります. したがって大きな被害へと繋がる恐れがあります. セキュリティの観点から深刻な問題です.

どのウイルス対策ソフトがいいのか

さて, 前述した4点に対抗するにはウイルス対策ソフトに頼らざるを得ません.  ウイルス対策ソフトはたくさんがありますが, 取り上げた4点に対して対策を取っているソフトウェアに限定します. 性能も重要ですが, 価格やライセンス形態についても検討する必要があります. なぜならば, 大抵のウイルス対策ソフトは1年ごとに契約の更新が必要だからです. (2010年3月現在 , OSはすべてWindows)

ウイルス対策ソフトを活用するほかにできること

ウイルスソフトを活用するほかにも, いくつか注意を払うことで感染の危険性を下げることができます. あくまでも注意することしかできないので, 下記のことを行ったからといって必ずしも安全になるわけではありません.

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