Mac OS X Snow Leopard のインストールメディアを使用することで、現状の Mac を再現するディスクイメージが作成できる。ディスクイメージさえあれば、その状況に戻す "復元" が可能だ。復元では好きな状況の Mac を他のハードディスクに移すこともできる。
これによって、 Final Cut Studio などをすべてインストールして何時間もかかるソフトウェアであっても、 その状態に費やす時間を30分から40分前後に短縮することができる。
ディスクイメージの作成とその保存
ディスクイメージの作成はとても簡単だ。ディスクイメージは下記の方法で作成できる。
- Mac OS X Snow Leopard インストールメディアを Mac に挿入したまま起動する。
- 起動したら、 インストールメディアで使用する言語を選択する。
- 上部メニューにある ユーティリティ を選択し、 そこで表示できる ディスクユーティリティ を選択する。
- ディスクユーティリティが起動したら、 上部メニューにある ファイル > 新規 > "" からのディスクイメージ を選択する。
復元方法
ディスクユーティリティを使う。これはインストールメディアから起動することで使える。
- イメージ > 復元するイメージをスキャン
- "復元" タブを選択する (近くには "First Aid"、 "消去"、 "RAID" タブがある)。
- "ソース" には "イメージ" ボタンからディスクイメージファイルを選択する。
- "復元先" には ウィンドウの左側にある HDD のリストから受け皿として使用するものをドラッグ&ドロップする。
- "復元" ボタンを押す。
30分から40分ぐらいかかってしまうが、 Mac OS X をインストールした後に、 Final Cut Studio をインストールするといった形を何度も踏まずにすむ。それも とても簡単に早くことがすむ。
これ以外にも、 システムプロファイラは確実に入手しておく。こうすれば、 復元しなくとも対象の Mac がどういった状態なのかを知ることができ、 最低限の情報は確保できていることになる。別途、その中から必要な情報を抽出しておくことが望ましい。