プログラマーと睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群という病気があります。睡眠時に呼吸が止まる、呼吸が浅いといった状態のことを指します。睡眠の質と呼吸には密接な関係があり、酸素が効率よく取れない呼吸が続いている場合、日中に急な睡魔に襲われるといった悪影響がでます。また、症状が悪化していくと、虚血性心疾患や脳血管障害に繋がります。この病気が原因になっているとされる交通事故や列車事故が、一時期報道されていることがありました。職種は違うとはいえ、プログラマーも例外ではありません。一歩間違えれば、サービスが止まりかねません。

私に以下の症状に心当たりがあることから、精密検査を受けてきました。保険が適用されるものの自己負担額は高めです。

  1. 睡眠時、いびきがひどい
  2. 睡眠時、呼吸が止まっているときがある
  3. 日中、急な睡魔に襲われることがある

その結果、軽度の睡眠時無呼吸症候群であると結論が出ました。軽度ではありますが、無呼吸の状態が最長で56秒と長いこと、比較的気道が確保しやすい横向きで寝ているときでさえ大きな鼾をかくこと、日中に急な睡魔に襲われるという自覚症状から、医者にマウスピースを使った治療を受けること勧められました。

この病気の治療はいくつかあるそうですが、基本的には気道を確保することです。今回のマウスピースでは、下あごを意図的に前に出し、喉あたりの空気の通りを良くすることが狙いです。今後のことを考えると、早期に対策を講じようかなと思います。例えば、コマンドラインでrm -rf / を訂正しようとして、睡魔に襲われ、バックスペースにかかっていた指が、その下のエンタキーを押してしまい、ファイルを全部消してしまったなんてことをやりそうで怖いからです。