EdebugはEmacs Lispプログラム用のソースレベルデバッガで、Emacs Lispのステップ実行などが可能です。 このデバッガは標準のEmacsで利用可能です。
はじめに
この記事では以下の環境を想定しています。
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Edebugの簡単な使い方
Edebugの操作方法を簡単な例を使い説明します。説明範囲はごく一部ですが、これをマスターすればEmacs Lispを追い易くなると考えています。
下図がその例で、Emacsのメジャーバージョンをチェックして26であれば、helloとMessageバッファに表示されるというEmacs Lispです。
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デバッグを開始したい箇所で C-u C-M-x
をタイプします。そうすると、Emacsのフレーム左端に三角 (矢尻) が表示されます。
この状態で例えばステップ実行したい場合は SPC
を押します。
ステップ実行したのでカーソルが equal
の前で止まりました。 SPC
を押していくと順番に追っていけますが、ブレイクポイントを打ち、指定した箇所で止めたいこともあります。
Edebugでデバッグ中もカーソルは動かせます。ブレイクポイントは b
を押すと打てますので、カーソルを任意のところまで移動させます。
g
を押すとブレイクポイントがある場所まで実行します。
以上がEdebugの説明です。
最後にショートカットキーを載せて終わります。
キー | 効果 |
---|---|
q | edebugを離脱する |
SPC | ステップ実行 |
i | ステップイン |
o | ステップアウト |
g | 次のブレイクポイントまで実行 |
b | ブレイクポイントを設置する |
u | ブレイクポイントを削除する |