MRTK3とHand interaction examples

Mixed Reality Dev Days 2022でMixed Reality Toolkit 3 (MRTK3) がプレビュー版となったことが告知された。ドキュメントがあるのでそこから確認する。

GAは2022年の秋か冬を予定しているとある。揺らぎがあるのは気になるが冬と捉えるのが無難か。

次にMRTK3が要求する環境を確認したが以下の通りだった。

  • Visual Studioは2022を推奨
  • Unityは2020.3.35以降もしくは2021.3.4以降が必要

このドキュメントにはMixed Reality Feature Toolも列挙している。

Mixed Reality Feature Tool は便利だが定期的にアプリがクラッシュする頻度が高いように思える。一覧からパッケージを選択してその先に進むだけなのだが、処理が複雑なのかわからないがボタンをクリックするとクラッシュする。何度もガチャガチャと設定やら色んなボタンをクリックしていたらたまたま成功して先に進めた。これはプレビュー版であるためか。

とりあえず先に進みUnityで必要な設定をする。これがまぁ面倒である。なぜこんなことをせねばならんのかと思うのだが致し方がない。ソフトウェアのプロジェクト設定というのはそういうものだ。何回かやれば手が勝手に動く様になる。手が勝手に動く様になるまで繰り返した。

とりあえず、自分で簡単にプロジェクトを起こせるようになったので次は提供されているデモ Hand interaction examples をビルドする。これはMRTKのgitリポジトリ内にある。

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git clone https://github.com/microsoft/MixedRealityToolkit-Unity.git MRTK && cd MRTK
git checkout mrtk3

そしたら UnityProjects/MRTKDevTemplate をUnityで開く。遠慮せずUnity 2021.3.4f1で開く。各種設定をしてUnityでBuildを押して完了だ。強いていうならばScenes In Buildへ登録するシーンにはSampleEmptyMRTKSceneとFontIconExampleは特段デモには不要だろうから除外していいだろうということぐらい。

Hand interaction examplesをHoloLensで動かしてみた感想はスライダーのピンチ操作がしやすくなっている様な感触があった。