
はじめに
前回は自前でUSDをビルドを試みた。ビルドの成果物である usdview
というUSDファイルのビューアを使って簡単なオブジェクトを表示した。
この記事ではPixarが公開しているUSDアセット『キッチンセット(Kitchen Set)』を usdview
で表示する。
キッチンセットは以下のURLからダウンロードできる。ライセンスは各自で確認されたい。
『キッチンセット』をusdviewで見る
Kitchen_set.usd
を usdview
で開くと下図のようになる。
水色の冷蔵庫がある。
下図赤枠にある「Meta Data」タブを見ると、項目「[path]」 に /Kitchen_set/Props_grp/North_grp/FridgeArea_grp/Refridgerator_1
とある。また、項目「assetInfo」に {identifier: @assets/Refridgerator/Refridgerator.usd@, name:Refridgerator}
とある。
どうやら、assetInfoの情報はファイルの在処を示しているようだ。エクスプローラーでKitchen_setフォルダを見ると assets/Refridgerator/Refridgerator.usd
を確認できる。別の機会に確認とするが、USDは参照関係を構築して読み込む仕組みとしているのだろう。
|
|
先ほどの図に項目「modelingVariant variant」があり、ここでは値をBareとDecoratedの切り替えができる。Bareにした場合は下図のようになる。変数によってモデルの状態もしくは表示有無を変えられるようだ。